自分のことが嫌いだったと話を始める寺田専任幹事。その言葉を聞いた人は「今は？」と思ったのでは・・・。 　ある日、自分の名前の由来を知りたいと思ったが、それを知る人はこの世には存在しておらず、知ることは出来ずにいる。その疑問と共に過去を振り返った。２０歳の時、母がなくなった。母の死を目の当たりにし、自分の中で怒りや悲しみなど今まで感じたことのない感情があふれてきた。母の死をきっかけにIT会社へ転職。学生の頃、無我夢中で勉強した分野へ進んだ。その後、結婚をし２児の子供にも恵まれ家庭を築く。しかし何かが足りなくそれが「感謝」であることが分かっていつつも行動に移すことが出来なかった。４０歳で現在の会社を設立し、その後倫理と出会う。しかし倫理を学べば学ぶほど自分のことが嫌いになり、倫理から足を遠のいた時期があった。倫理に戻ってきたとき、父の余命宣告を受ける。その日から「父と一緒にお風呂に入り、背中を流す＝お風呂の実践」がスタートした。父が亡くなる直前まで一緒にお風呂に入り、還らぬ人となった。悲しみ・後悔など様々な思いがこみ上げている寺田専任幹事の表情に、父の最後の「看取り」を行った表情が重なり、感銘を受けた人は多かったのでは・・・。 　自分が何者かを知り、そんな自分を受け入れ、家族・職場へと心の幅を広げ、実践している寺田専任幹事。これからの活躍を見続けたいと思う。