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恩返しから恩送りへ              林 稔

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テーマ:恩返しから恩送りへ
一般社団法人倫理研究所 法人局
法人アドバイザー 林 稔 氏
林稔氏は、つくばみらい市在住。
株式会社筑波物流の代表取締役として、総合物流業を営んでいます。
ご家族は、奥様、長女、義理の息子、そして3人のお孫さんです。
幼少期には結核を患い、決して順風満帆な人生ではありませんでした。
結婚の際には「妻は同居・専業主婦」という条件があり、家族を大切にする価値観を
持ち続けてこられました。
富士研修所(フジケン)での学びの中で、これまで粗末に接してしまっていた母親に手
紙を書いたことが、大きな転機となります。
2回目の富士研では滝行にも挑戦し、自分自身と向き合う時間を深めました。

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その後、母親は認知症を患い、コロナ前に老人ホームへ入所。
林氏は何度も面会に足を運び、できる限りの親孝行を続けました。
父親はお酒に弱い方だったそうですが、両親への思いは今も心に刻まれています。
林氏が語る「恩返し」とは、
していただいたことを忘れず、心に刻むこと。
たとえ親が亡くなった後でも、
人として正しく生き、人様に指をさされない生き方をすることが、親孝行につながると
いいます。
そして、親が生きているうちは、
できるだけ顔を出し、会いに行くことの大切さを強調されました。
「ありがとう」の実践は、特別なことではありません。
重い荷物を持ってあげる、困っている人に手を差し伸べる――
自分にできることを、できる形で行うこと。
受けた恩を返すだけでなく、
次の人へとつないでいく「恩送り」の生き方を、林稔氏は自身の人生を通して伝えてく
ださいました。